展望デッキからのんびりと風景を楽しみながらマイカー旅行で愉しむ船旅.⼤阪南港と北九州・新⾨司港を結ぶ、新造船「フェリーきょうと」就航

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⼤阪南港と北九州・新⾨司港を結ぶフェリー航路を運航している株式会社名⾨⼤洋フェリーは、昨年12⽉16⽇㈭に新造船「フェリーきょうと」を就航しました。

そして来月3⽉28⽇(⽉)には新造姉妹船「フェリーふくおか」を就航します。

今回就航した新造船「フェリーきょうと」就航前⽇の12⽉15⽇㈬に、⼤阪側の発着ターミナルとなる⼤阪南港にてプレス内覧会を実施しました。

今回は新造船「フェリーきょうと」の内覧会でいち早く船内を取材。新たに設置された客室をはじめ、船旅の楽しみ方などを紹介します。

新造船は現在運航しているフェリーに替わるもので、歴代最⼤級の新造船となり、次世代の“CITY LINE”にふさわしいデザインとなっています。

2002年に就航し、大阪と北九州を19年にわたって繋いできた「フェリーきょうとⅡ」の引退に伴い、新たに就航した「フェリーきょうと」。

旧船の1.5倍の広さの船内には、船名に京都と掲げるだけあり、「古都のたたずまい」をコンセプトにした和モダンな内装や最新設備が施され、より快適な船旅が楽しめるような設えになっています。

名門大洋フェリーは、大阪南港と北九州・新門司港を結ぶ航路を、毎日2便、4隻のフェリーで運航しています。

悠々とした雰囲気の「フェリーきょうと」

大阪南港からユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)や海遊館、梅田やなんばなどへも30~1時間以内に行くことができます。

新門司港は門司港レトロをはじめ、関門海峡や小倉にも近く、九州各地へのアクセスが便利な場所です。

新造船は、名門大洋フェリーで歴代最大級の大きさを誇るとともに、個室志向の高まりから独自のニューキャビンを新設し、バリアフリーへの配慮や各種感染への対策も万全に施されています。

「フェリーきょうと」のエントランスホール

船内に入ると、広々としたエントランスホールがあります。

近年増えているキャリーケースを持参した旅客、ベビーカーで乗船する家族連れに配慮したとのことで、従来は階段など上下に移動しなければならなかったストレスが軽減されます。

船の旅客定員は、675名でトラックだけでも162台(12m車換算)、乗用車140台が積める乗用車専用カーデッキは、圧巻の広さという、まるで、映画のワンシーンのよう。

また、エントランスホールと同フロアに乗用車専用スペースがあり、車で乗り込んでそのまま楽に乗船できるので、お子様とのマイカー旅行にも最適。

フェリー下部がトラックなどの駐車スペースで、実際の船のエントランスは6Fとなっています。

<乗船場所は大阪南港フェリーターミナル内>

新造船「フェリーきょうと」の乗船場所は、大阪南港フェリーターミナル内にあります。

地下鉄のポートライナーのフェリーターミナル駅から歩いてすぐの場所にあります。

フェリーきょうとの魅力は、エントランスホールと同じフロアに乗用車専用スペースがあって、車で乗り込んでそのまま楽に乗船できるそうです。

コロナ禍でのマイカー旅行の需要も有り、家族と車で旅行できるので、嬉しいですね。

■新造船「フェリーきょうと」のエントランスに行くまで

船のエントランスに行くまでには、大きな雪だるまの風船がお出迎え。何もないよりかは、このようにお出迎えしてくれると、これからどんな船旅になるのか、ワクワクしますよね。

■キッズルーム

キッズルームは広々としていて、停泊している他の船を窓から見れるので、退屈しないように。

跳んだり跳ねたりしても、ケガをしないように、軽減マットレスが敷かれています。

■パウダールーム(24時間)

常設のパウダールームは女性に嬉しい24時間使用可能で、メイクがしやすい女優ミラーが備わっています。

船旅をしながら、メイクができるなんて、タイタニックのヒロインになったような気分になれそう?

■多彩なジャンルのゲーム機があるゲームコーナー

■自動販売機コーナー

多種多様なドリンクメニューだけではなく、カップ麺やアイスクリームなども充実。

■売店

雑誌だけではなく、お土産も充実しています。

船旅をさらに充実させてくれる、お菓子だけではなく、雑誌やドリンク。お土産もあるので、嬉しいですね。

■展望レストラン

窓がいっぱいの展望レストランでは、バイキング形式でお料理を愉しむことが可能。

「展望レストラン」は座席数を大幅に増やし、机に透明のパーテーションを設置して、人が密集しないよう、感染対策にも配慮。

「展望ラウンジ」からも、瀬戸内海の島々や夕陽そして日の出が楽しめます。

<新コンセプトテーマは、「旅客」・「環境」・「物流」>

新造船では「旅客」・「環境」・「物流」の3つをテーマとして掲げています。

旅客の方々にゆったりと寛いでほしいという思いからパブリックスペース・ファーストの充実やバリアフリー設計を実現。

また、最新技術による省エネの実現により、環境にやさしい設計に。

さらに、現在船の深刻なドライバー不足となっている物流業界でトラックドライバーの方々がリラックスできるよう船内環境に配慮した設計のフェリーとなったとのこと。

広々とした船内に新設の、トイレ・シャワー付のスーペリアルーム等各種部屋タイプをご用意すると共に、展望レストラン・展望ラウンジ等のパブリックスペースを充実させました。

プライベートスペースが確保され、快適な船旅を楽しめるよう進化している。

更に、パウダールーム・キッズルーム・授乳室を設けるなど、女性や小さなお子様連れのご家族にも安心して船旅ができます。

また、個室志向の高まりから、カーペット敷きの相部屋に代え、プライベート空間を確保できる当社独自のニューキャビンを新設しました。

船内では、全区画内装の抗ウイルス・抗菌加工、抗菌・抗ウイルスエアコンフィルターの設置など、各種感染対策を徹底し、お客様に安心し
て瀬戶内海の船旅を楽しんで頂けるように努めました。

ゆったりとした船旅が満喫できる客室

客室は、特別室「スイート」、特等室「デラックス」、1等洋室「スーペリア」「ファーストS」、1等和室「ファーストJ」、1等和洋室「ファーストB」、2等洋室「ツーリスト」「コンフォート」の8タイプ。

今回の新造船就航にあたり、「スーペリア」「コンフォート」が新たに設置されました。そのほか、トラック運転手向けの「ドライバールーム」もあります。

<客室>

6Fコンフォート・ツーリスト・ドライバールームエリア

コンフォート洋室はバリアフリー対応で新設となります。

1段ベッドが複数並んでいる相部屋で、年配の乗客の方や車椅子をご利用の方でも利用しやすいように細やかな配慮がされています。

広々としている通路とベッドルーム

ベッドルームも広々としていて、ゆったりとした気分で休むことが可能。

●ツーリスト(洋室)

最も安価な「ツーリスト」タイプは、2段ベッドへの入口が上段・下段で互い違いになっているカプセルベッドタイプ。

左右にベッドが設置されている相部屋でありながらロールカーテンで仕切られ、プライベートな空間が最大限確保されています。

手荷物を入れるロッカーやコンセントも個室ごとに設置され、窓からは海の景色が見えるので、一人旅には充分すぎる。

カプセルベッドタイプ

この空間、すっごく憧れますよね!

プライベートな空間が最大限確保

一人で寝るには、充分の広さです。

●ドライバールーム

1人が寝るには、充分な広さのベッドルームで、さらにデスクもあり、長旅の疲れもとれそう。

1人が寝るには、充分な広さのベッドルーム

■ドライバーさん専用のドライバーサロン

また、ドライバーさん専用のドライバーサロンがあり、

電子レンジやビールの自動販売機コーナーもあるので、リラックスできるようになっています。

広々としている喫煙ルーム

喫煙ルームもしっかりとあるので、リラックスできますね。

<7F スーペリア・ファーストB・ファーストJ エリア>

●スーペリア(洋室)スーペリアは新設となります。

今回新設されたスーペリア(洋室)は、定員2~3名で20室あります。

家族や友人同士などでのんびり過ごすことができ、「トイレ」「シャワー」が付いているのもうれしい。

●ファーストB(和洋室)

和の空間が、長旅には優しい作りになっています。

●ファーストS(シングル・洋室)

ファーストJ(和室)

窓の障子が和の雰囲気を醸し出しています。

船内なのに、和室で畳で寛げるのがいいですね!癒やされます。

「ファーストJ」は、和室の落ち着いた空間が魅力の客室で定員4名。

小さな子どもを連れた旅でも気兼ねなく客室で過ごす人気の客室タイプ。

<8F スイート・デラックス専用>

8階は、スイート・デラックスルームがあるエリアになります。

さすが、特別感のあるフロアで通路には高級感ただよう絵が飾ってあります。

●デラックス(洋室)

高級ホテルの一室のような、落ち着いたインテリア。

「フェリーきょうと」のデラックス(特等室)

特等室の「デラックス」は、広々としている20平方メートルのお部屋。客室にバス・トイレがあり、備品も備わっており、十分ワンランク上の船旅が楽しめます。

●スイートA(洋室)

客室の大きめの窓からは、海の景色が見れます。

スイートB(和洋室)

「フェリーきょうと」スイートB

「フェリーきょうと」スイートB

窓際に畳敷きの一角があるので、高級旅館のような雰囲気を味わえます。

和洋室タイプだと、洋室と和室の両方を堪能でき、畳に座って窓からの景色が楽しめるのも魅力。

今回は、特別に操舵室へ案内して下さりました。

実際に観たことがない機械がたくさんあり、まるで船長になったような気分に。

海図があり、まさにここが操舵室かと思えるような、圧巻の様子に見とれてしまいました・・

操舵室から甲板へ。

甲板へ出ると、船内とはまた違う一面が見えてきました。

救命ボート

災害の際の「救命ボート」です。

初めて見ましたが、思った以上に大きい!

広々としている甲板

甲板は思った以上に広く、開放的な気分になれました。

船内からもいいですが、もう少し温かくなってからの甲板でゆっくりするのもいいなと思いました。

●展望ラウンジ

船内には各所にいくつか寛げるスペースがあり、気分で寛げるスポットを探しのもお楽しみ。海を眺めながらゆっくりできますね。

まとめ

船内の各スポットがゆったりした造りで、まるで船の中だということを忘れてしまいそうな設備がそろっています。

マイカーごと乗り込めちゃうので、到着したらそのままマイカーで移動でき、コロナ感染予防の観点からも、可能な限り他人との接触を避けられる。

さらに、電気自動車で移動される方も増えているので航海中にフル充電になるよう、充電も(要予約)。

なんといってもマイカー派の方には、ぜひオススメしたい「フェリーきょうと」。

来月3月28日からは「ベイサイドシティのきらめき」をコンセプトとした「フェリーふくおか」も新たに就航予定。

近代的なウォーターフロントが感じられる「ベイサイドシティのきらめき」が基本コンセプトとのこと。最新技術によって燃費も大幅改善され、環境にも配慮したフェリーとなりました。

<気になる乗船料金>

12月16日から運航した「フェリーきょうと」の料金は2等洋室(ツーリスト)8,530円~

往復や早期購入、WEBでの購入など各種割引もあるので、事前にぜひチェックしてみてください。

船上のデッキからのんびりと風景を楽しみながら過ごすことこそ船旅の醍醐味で、今後は快適に利用できるでしょう。

<名門大洋フェリー>

運賃・料金:2等洋室(ツーリスト)8,530円、1等洋室(ファーストS)11,630円など(フェリーきょうと) ※通常期、2022年1月1日からの運賃

運航ダイヤ2022年2月分 (2021年12月現在):新門司港発(上り便)1便/17:00→翌日5:30、2便/19:50→翌日8:30・大阪南港発(下り便)1便/17:00→翌日5:30、2便/19:50→翌日8:30

※スケジュールは予定表であり台風・荒天などにより変更となる場合がございます。
乗船の際は、必ずお問い合わせ下さい。

運航時間:12時間30~40分

公式サイト:https://www.cityline.co.jp/

フェリーきょうと旅客定員:675名/車両積載台数:トラック約162台、乗用車約140台

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