4月に入り新生活が始まりました。日頃から睡眠が取れているようで取れていない、ンだか寝付きが悪い。そんな時は、寝具を見直してみることも重要ですが、寝苦しい夜の睡眠の質を上げるのは、ズバリ寝室環境と寝具の特性です。

これから気温が高くなるにつれ寝汗をかき、夏の寝付きの悪さに悩まされる方も多いのではないでしょうか。
睡眠不足になると、熱中症にもなりやすく、身体に影響を及ぼします。寝る環境を整えることは睡眠の質に大きく関係しています。
またダ二や菌が繁殖しやすいこの時期は、放っておくと快適な眠りにも影響を及ぼします。
睡眠の専門家である白濱先生に、夏の快適な睡眠を保つための注意点を伺いました。
RESM新横浜 院長/医学博士 産業医 白濱龍太郎さん

筑波大学卒業、東京医科歯科大学大学院統合呼吸器学修了(医学博士)。同大学睡眠制御学快眠センター等での臨床経験を生かし、総合病院等で睡眠センターの設立、運営を行ってきた。
それらの経験を生かし、睡眠や呼吸の悩みを総合的に診断、治療可能な医療機関をめざし、2013年にRESM新横浜 睡眠・呼吸メディカルケアクリニックを設立。
2014年には経済産業省海外支援プログラムに参加し、インドネシア等の医師たちへ睡眠時無呼吸症候群の教育を行った。
2018年にはハーバード大学公衆衛生大学院の客員研究員として睡眠に関する先端の研究に従事。
社会医学系指導医や睡眠学会専門医、認定産業医を有し、教育や啓発活動にも取り組んでいる。
<睡眠の質は生活リズム・深部体温・清潔な寝具がポイント!>
■寝る時間の長さだけではなく睡眠の質が大事である理由
睡眠の質が悪いと日中のパフォーマンスの低下や免疫力の低下、病気のリスク増加という大きく3つの影響があります。
上記の懸念がある方は睡眠の質について考えてみましょう。
■睡眠の質を高めるために大事な3つのポイント
・生活リズム
人間の脳は、光の影響を強く受けます。朝起きて光を浴びる事で、眠けの元となるホルモン メラトニンの働きも減り、体内時計のリセットボタンが押されます。
夕方以降は、ブルーライト等の光を浴びすぎないようにしましょう。また概日リズム(体内時計)は一度ずれると元に戻しにくい為、休日に遅寝遅起きになってしまうことは極力避けましょう。
・睡眠中の深部体温の十分な低下
眠気が最も強く出るのは、深部体温が低下するタイミングです。夏場にエアコンの中で生活をして血行が悪くなると、夕方に深部体温のピークがあまりはっきりしなくなってしまいます。
適度な運動やストレッチ、眠前1時間半の入浴等も心掛けて、血行をよい状態を保ちましょう。
・快適な就寝環境
夏場に問題となるのは、ズバリ寝室環境と寝具の特性です。夜間に人間の深部体温は1度下がるため、昼間に設定している温度の1~2度高めに設定し、扇風機を併用することで寝室内の空気の循環を促し、タイマーをかけずに心地
よい寝室環境を整えましょう。
また通気性が悪い布団を使用したり、ダニ、ホコリ、カビ、汗の成分が含まれた状態の布団は睡眠の質を下げるため避けましょう。
●夏の寝汗は睡眠の妨げに
寝汗には、入眠時に体温を下げるためにかく汗と寝ているときにかく汗があります。
前者は身体の正常な働きですが、後者は温度や湿度、自律神経調節不良等によって生じます。
通気性の悪い布団をつかうと布団の中に熱がこもりやすくなり、それによりさらに湿度が高くなり余計暑さを感じる様になります。
ダニの繁殖が睡眠の質の低下の一因に
ダニは、温度20度以上、湿度60度以上で繁殖が活発になります。
さらにダニはヒトのアカやフケがあり、卵を産む場所がある布団には繁殖しやすくなります。
日本の夏の環境は、ダニが活動しやすい環境であるため、布団を乾燥
した状態に保つ事が必要です。
ダニの死骸はパウダー状になってしまい、ホコリと一緒に吸い込みやすいので気管支喘息、アレルギー疾患の引き金になってしまいます。
アレルギーがあると、鼻粘膜が炎症を起こし花粉症の様な状態になってしまい、睡眠の質が悪化したり、睡眠時間が短くなることも多く、一方で睡眠時間が短くなるとアレルギー症状が悪化することもあるため、寝具を清潔に保つ事は睡眠にとっても非常に大事であると考えられます。
<1時間程度で速乾!年に1回はTOSEIのコインランドリー機器で「ふとんの洗濯と乾燥」>
●洗濯
洗濯乾燥機 SF-5シリーズ


通常ドラムの回転方向を変えることによって汚れを落とすのに対し、 「敷ふとん洗濯コース」では、同一方向に回転し続ける「ふとん遠心プログラム」を搭載。ふとんの型崩れを防ぎます。
●乾燥
ふとん専用乾燥機 FDG-1000C


ふとん全体に面した計18,000個の通気穴を通じて熱風を送り込むことで、ふとんのすみずみまでスピード乾燥。
シングルサイズのポリエステル素材のふとんなら約20~30分、綿ふとんでも約40~60分とスピーディに乾かせます。
世界発! 8月1日発売! 月に1回15分のふとんもリフレッシュ



「リフレッシュコース」でダニを100%殺菌!
インテリアファブリックス性能評価協議会認定機関で実施した試験において、「FRDG-150C」を使用しスチームのみを8分間(余熱3分/蒸気5分)を当てたところ、殺ダニ率100%、という結果を得られました。
月に1回リフレッシュコースを利用し、ふとんを清潔に保ち健康的な睡眠をうながしましょう。
リフレッシュスチーマーによる
敷ふとん内 殺ダニ・除菌率の検証結果
※インテリアファブリックス性能評価協議会認定機関 株式会社愛研による検査結果(2022年5月実施)

・使用寝具:敷きふとん(側生地 : ポリエステル100%/中生地 : 不織布ポリプロピレン)
・検査項目:ダニ(ヤケヒョウヒダニ)
・試験内容:乾燥のみ 8分(余熱3分/乾燥5分)