2月9日は服の日。「ふ(2)く(9)」(服)と読める日付の語呂合わせから、日本ファッション教育振興協会及び全国服飾学校協会などが1991年に制定しました。
そんな日にあわせ、家事のプロであるメリーメイドが衣類を⻑持ちさせるためのコツやポイントをご紹介。
大切な服を⻑く着ていくために、洗濯や収納の仕方を一度見なおしてみてはいかがでしょうか。
①.洗う 洋服に合わせて洗いわけ!いまさら聞けない細かい洗剤の違いも・・・家事のプロ「メリーメイド」が教える洋服にあわせた洗濯方法
洗濯には大きく分けて「いつもの普段着洗い」 「デリケートな衣類のおしゃれ着洗い」 「クリーニングに出すもの」の3種類あります。
それぞれの違いのポイントは使用する洗剤の”液性が違う”ということです。どの洗濯物に何が適性なのか正しく理解することで、お気に入りの服を傷めない賢い洗濯を実践しましょう。
いつもの洗濯は弱アルカリ性の洗剤:洗浄力が高く、綿や合成繊維などの普段着を洗うのに適しています。
おしゃれ着洗いは中性の洗剤:がんこな汚れには向かず、ウールやシルクなどのデリケートな素材や優しく洗いたい衣類に適しています。
クリーニングは溶剤:水や洗剤を使わず、溶剤を使い、油溶性の汚れに強く、衣類の伸縮を抑えます。
NG:
汚れた洗濯物を洗濯機の中にためるのはNGです。通気性が悪く、湿度の高い洗濯機を洗濯カゴ代わりに使用していると、ニオイの元となる雑菌を繁殖させてしまいます。
洗濯物は通気性の高い洗濯カゴに入れましょう。また、洗濯カゴは定期的に掃除することが大切です。
②干す:服の⻑持ちは干し方で決まる!大事な服を傷めない干し方をメリーメイドがレクチャー
洗濯物の干し方は仕上がりに大きく影響します。せっかく綺麗に洗濯したものの、干し方がいい加減だとシワになったり型崩れしてしまいます。
干す際の注意点やコツをしっかり押さえることで、大事な服を傷めず上手に
干しましょう。
干す際のPOINT:
◎脱水後はすぐに取り出す
脱水後、そのまま放置しておくとシワやにおいの元になります。洗濯後はなるべく早く干すようにしましょう。
◎早く干して15時ごろまでに取り込む
干す時間帯はお日さまの高いうち。おおよそ15時ごろまでがベストです。
夕方以降になると湿度が上がるので、乾いたものも湿ってきます。
洋服別!型崩れしない干し方一覧
ジーンズ・スラックス

乾きにくいウエスト部分を上にし、ポケットを乾かすため裏返して干します。
丸形ハンガー等で筒状に干すと早く乾きます。また、時間がある場合、ポケットが乾いてから表側にして干します。
靴下:

乾きにくいゴムの部分を上にし、中に空気が入るように干します。
また洗濯ばさみが足りない場合、乾きやすい化繊素材のものは左右ひとまとめにして干してもOKです
シーツ・バスタオル:


大モノを竿にかける場合は竿を2本使っ
て干すのが理想ですが、竿1本にかける
場合は、なるべく重なる部分を少なく
して干します。また角形ハンガーで蛇
腹に干すと、スペースを取らず早く乾
かすことができます。
トレーナー:


重くて乾きにくいトレーナーは、竿2本に渡して干します。
また、その際袖口をそのままにしておくと、水の重さで伸びてしまうので、伸びないようにハサミで留めておきましょう。
中干し時は要注意!生乾きニオイにならないために注意すべきこととは?

洗濯物を干す際は、風通しのよい「アーチ干し」を実践しましょう。「アーチ干し」とは、中心から外側にむけて短い洗濯物から⻑い洗濯物の順に干していく方法のこと。
洗濯物の端がアーチ状に見えるように干すことで風通しがよくなり、洗濯物の乾きが早くなります。
また、干す際は10センチ程度の間隔をあけて干すと、より風通しがよくなるでしょう。
③カビを予防し劣化を防ぐ畳み方・しまい方
畳み方・しまい方が悪いとシワ・カビの原因となってしまい、洋服の寿命を縮めてしまう原因に。
また、着替えで衣類を選ぶ時も畳み方がキチンと出来ていれば、選びやすくて取り出しやすくなります。
正しい収納の知識を知ることで、衣類にも、自分にも優しい収納を実践しましょう。
入れ方を工夫して空間を上手に活用!

服の丈の⻑さで3段階に分けるハンガーパイプには、丈の⻑いものやシワ
になると困るものを収納しますが、それらの衣類を丈の⻑さで3段階に分けます。
⻑さを揃えてかけることで、下のスペースを有効活用することができます。


入れ方を工夫して取り出しやすくTシャツなどの畳める衣類は、折り山を上に並べることで柄が見え取り出しやすくなります。
また、深い引き出しには重ねて入れるのではなく、たてて入れることでワ
ンアクションで取り出すことができます。
<カビを生やさない!収納時に気を付けるべきポイント>
