【3施設連携の「大阪前立腺センター」が4/1よりスタート】50歳からPSA検査で早期発見を!「前立腺は、第2の人生の分岐点」

伯鳳会グループは、年々増加している前立腺肥大症や前立腺がんなどの早期かつ適切な治療の促進を目的に、大阪暁明館病院・大阪中央病院・大阪陽子線クリニックの3つの医療機関から構成される「大阪前立腺センター」を来月4月1日(金)より運用を開始します。

大阪市では昨年7月より「前立腺がん市民検診」を開始していますが、検診の負担の少なさや重要性は未だ十分な理解を得られておらず、コロナ禍もあり、検診を活用されていない状況が続いています。

日本では中高齢男性の5人に1人は前立腺肥大症が、11人に1人は前立腺がんが発症します。

前立腺肥大症は排尿障害をきたし想像以上に生活の質を低下させ、前立腺がんは命に関わりますが、どちらも進行が穏やかであり、初期には自覚症状はありません。

前立腺疾患はPSAを測定することで簡便に判定でき、早期かつ適切に治療をすることで、普段と変わらない生活を送ることができます。

伯鳳会グループは前立腺疾患に関わる様々な検査・治療の知見や技術を集結させることで、さらなる診療水準の向上と、前立腺疾患に悩まれる患者さんを一人でも少なくすることを切に願い、本センターの運用を開始するに至りました。

※大阪前立腺センターでは、本格的に運用開始する2022年4月1日(金)以前の相談も可能です。
3つの医療機関のうちいずれかにお問合せください。

【連携医療機関】 
大阪暁明館病院(大阪市此花区西九条5-4-8)
大阪中央病院(大阪市北区梅田3丁目3-30)​
大阪陽子線クリニック(大阪市此花区春日出中1-27-9)

なぜ連携が必要なのか?

「おしっこの悩み」、すぐに相談を

「おしっこの回数が多い」・「残尿感」・「尿の勢いが弱い」など、歳を重ねると誰もが経験するイメージがあり、多くの方が誰にも相談していません。
しかしこれらは前立腺肥大症や前立腺がんに由来する症状の可能性もあり、放置するとおしっこが出なくなる尿閉や腎不全をきたしたり、がんが全身に転移するリスクがあるため、すぐに泌尿器科専門医の受診をお勧めします。


ですが、どの病院が良いか分からない、というお悩みを数多く頂いております。

■ 治療法の選択は、人生の選択

選択は一度切り。可能な限り多くの方法を理解し吟味することが、その後の人生を考える上でも非常に重要となります。

前立腺肥大症・前立腺がん共に様々な治療方法がありますが、一つの医療機関でその全てを網羅することは困難で言われるがまま、「その医療機関にある治療選択肢」から選んでしまうことも。
医療機関の選択が、治療法の選択になるべきではありません。

■ 連携の先に、「人生100年時代」の答えがある
一人のドクター、一つの医療機関に人生を委ねる時代は終わりを迎えました。

様々な診療科の医師・コメディカルスタッフがそれぞれの専門性を極め、その叡智を結集させることで、患者さんの人生にあった最良の選択肢を導き出すことが可能となります。

複数の医療機関が連携することで、切磋琢磨しながら最新の知見をもとに、偏りのない診療を実現し、患者利益を真に追求します。

「大阪前立腺センター」設立の経緯 

伯鳳会グループは、現在大阪地区に「大阪暁明館病院」「大阪中央病院」「大阪陽子線クリニック」の3つの医療機関を運営しています。

いずれも交通の便がよく、最新鋭の医療機器を備え、経験豊富な医師と医療スタッフによる医療体制を整え、健診から先端医療、介護まで特色のある医療を展開しています。

大阪市では昨年7月から前立腺がん市民検診を開始しており、前立腺がんの早期発見と適切な治療の基盤構築への取り組みが進められています。

伯鳳会グループ大阪の3施設では前立腺疾患・排尿障害の診療についてそれぞれ最先端の医療機器を充実させて実績を重ねています。

3施設は互いに近距離にあり、競合する機器はなく、実績が高く評価されている両病院の検診センターを有効に活用して有機的な診療連携を行う「大阪前立腺センター」の整備を企画しました。

<4/1㈮から3施設合同で開始する「大阪前立腺センター」の3施設連携の取り組みについて>

また、4/1㈮から開始する3施設連携の「大阪前立腺センター」について、患者さんの実情がわかる3施設共通の受付システムやカルテの連携など何かしらの形でのシステム化は検討しているか、大阪前立腺センターにて今後予定されている活動や取組み等があればについて、大阪暁明館病院 名誉院長平尾氏は、次のようにコメントしています。

この連携構想が企画されましたが、コロナ禍で互いに顔をつきあわせて口角に泡を飛ばして議論したわけではありません。

蔓延防止の規制が解除され、それぞれが施設訪問しFace-to-faceで親睦を深めることで、チームとして泌尿器科一般診療の互助に発展出来ることを目的にしています。

電子カルテの共用は業務の簡素化を含めて病院間の連携は望まれることはいうまでもありませんが、特に個人情報の保護等の課題が多いです。

新しく伯鳳会に参加された尼崎セントラル病院を含めて電子カルテシステムは同じ規格ですが、種々の制約から現時点ではカルテの共有は行われていません。

前立腺疾患は、既に日本泌尿器科学会などが主導している種々の診療ガイドラインが細部にわたって整備されており、全国でほぼ同じ尺土で診療が展開されています。

前立腺の腫瘍性病変は良性の前立腺肥大症と悪性の前立腺がんに大別され、生涯罹患率は前者が5人に一人、後者が11人に一人と本格的な高齢社会を迎えた本邦では、その対策は喫緊の課題になっています。

前立腺疾患、特に癌の診断は一般的な血液検査時にPSA値を測定することにより高い精度で診断が出来ます。しかしながら繁忙な検(健)診・外来診療で十分な説明が行われているとは言えません。

大阪市前立腺がん市民検診の発足にあたり、 そこで大阪暁明館病院と大阪中央病院ならびに大阪陽子線クリニックは、大阪前立腺センタの立ち上げとして「PSA(前立腺腫瘍マーカ)検査を受けられる人に」いうパンフレットを作成し、患者に配布しています。

現在、大阪暁明館病院の検診センタで過去3年間、PSA検査を受けられた2,330人(延べ3756件)中、要精査79人{うちPSAグレーゾーン(4~10pg/mL)が39人}を対象に精査を勧めています。

この作業を通じてエクセル上で展開した膨大なデータから要精査者を抽出するソフトウェアを作成し、大阪市前立腺がん検診に合わせて大阪前立腺センタ連携病院と協働で検診業務の円滑化を図ります。。

現在、大阪陽子線クリニックと大阪暁明館病院では陽子線治療を希望された患者に対する連携作業を実施しています。

具体的には大阪陽子線クリニックに受診された患者は、大阪暁明館病院に紹介され、そこで前立腺とはから始まり、紹介先病院から持参された資料を基に標準的な治療法を全て説明し患者に自身の病態を理解して適応となる治療に関するQ&Aの後、希望される治療法を選択していただきます。

通常、この時間には45~60分を費やしています。陽子線治療を希望された時は直腸鏡検査の予約、必要なら治療前後の併用ホルモン治療の実施、さらに選択の妥当性をキャンサーボードで審議します。

最終的に陽子線治療を受けられる人には、放射線治療のため前立腺内に金属マーカ・直腸前立腺腺間への吸収性ゼリー挿入術を行い、大阪陽子線クリニックで陽子線治療を行っています。

また、外科治療を希望される患者は、病院連携下に大阪中央病院でロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術を依頼します。

前立腺肥大症に関しては、膀胱利尿筋が荒廃をきたす前に医療効率の改善を目指して、外科治療を積極的に推進しています。

両院とも前立腺肥大症の外科治療に関して最新の設備と技能を有しています。何れも最新のレーザ治療機器を用いて、経尿道的に大阪中央病院では大きな肥大腺腫を一塊に核出するHoLeP手術を大阪暁明館病院では抗血栓治療薬を中止しないで行えるツリウムレーザ蒸散術を行っており、それぞれの特長に合わせた治療法を選択していきます。

大阪前立腺センターでは、高齢者に多い前立腺疾患を最新の機器を用いて的確に診断し、最適な治療を安全に提供できるチーム医療の実践を目指しています。

4月から関連の伯鳳会 尼崎セントラル病院に泌尿器科が新設されます。近い将来、前立腺のみならず泌尿器科疾患全般に実践的なチーム医療の輪がさらに拡がるように精進を重ねます。

(文責:平尾 佳彦)

■前立腺疾患の状況
少子高齢化と比例するように前立腺疾患の患者が年々増加しており、国立がん研究センターがまとめた「2020年がん罹患予測」を見ても、男性では全がんの罹患数58万2200件のうち前立腺がんは9万5600件で、胃がん(9万3300件)や大腸がん(9万件)、肺がん(8万6800件)を上回ってトップになっています。
[ 解説:大阪中央病院副院長・泌尿器科部長 関井謙一郎 ]

  • 中核医師情報

奈良県立医科大学 名誉教授・大阪暁明館病院 名誉院長
平尾佳彦(ひらおよしひこ)

泌尿器腫瘍・尿路結石・排尿障害などの診療に幅広く携わっている。特に泌尿器科領域の内視鏡診療は長年、最新の低侵襲医療に積極的に取り組んできた。

泌尿器科領域の医療の標準化を早期から手掛け、前立腺がん診療ガイドライン第2版では作成委員長として貢献した。日常臨床の課題解決には産学連携し、種々の機器を開発している。

大阪中央病院副院長・泌尿器科部長
関井謙一郎(せきいけんいちろう)

内視鏡手術・結石治療、尿路変更術・移植を専門分野として「治療内容に納得していただけるように頑張っています」を治療に対するモットーにしている。

日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本泌尿器内視鏡学会認定医、日本臨床腎移植学会認定医、ロボット手術認定医など、数多くの資格を有し、日々患者の治療に当たっている。

大阪陽子線クリニック院長
山本道法(やまもとみちのり)

日本医学放射線学会放射線科専門医、日本放射線腫瘍学会会員、日本癌治療学会会員、日本肺癌学会会員として活躍している。

強度変調放射線治療(IMRT)と陽子線治療との差異について、日々臨床の研究を行なっている。

  • 「大阪前立腺センター」を構成する3つの医療機関について

大阪暁明館病院
所在地:〒554-0012  大阪市此花区西九条5-4-8 
電話   :06-6462-0261(代表)
開設年:1915年(大正4年) 診療科:26科 病床数:462床

前立腺疾患の治療法:
前立腺肥大症:高出力ツリウムレーザーを用いた前立腺肥大症に対するレーザー蒸散術

治療法の特徴:
大阪府下で1台目となる最新のレーザー治療で、瞬時
に組織を蒸散させ、表面が薄く凝固するため出血が少なく、脳血管や心疾患等で血液をサラサラにする薬を服用中の方でも手術が可能です。

保険治療で3~4日程度の入院で治療することができます。

大阪中央病院

所在地:〒530-0001 大阪市北区梅田3-3-30 
電話   :06-4795-5505
開設年:1944年(昭和19年) 診療科:16科 病床数:143床

前立腺疾患の治療法:
前立腺がん:内視鏡手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」を用いた前立腺全摘術
前立腺肥大症:ホルミウムヤグレーザーで前立腺の肥大腺腫を核出するHoLEP手術
治療法の特徴:
内視鏡手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ」は、医師の経験・手腕とロボットの精密さ両面の良さを発揮できることから小さな癌を取り除くのに適しており、近年世界的に広く普及しています。
HoLEP手術は腺腫をほとんど取り除けるため再発が非常に少なく、保険診療で5~6日程度の入院で治療が可能です。
 

大阪陽子線クリニック
所在地:〒554-0022 大阪市此花区春日出中1-27-9  
電話   :06-6462-1888
開設年:2017年 (平成29年) 
※同院ではPSA検査を実施しておりません。

前立腺疾患の治療法:
前立腺がん:「陽子線治療機」と、IMRT専用機「Tomotherapy」を使用した治療
治療法の特徴:
陽子線治療は大阪府では当院のみが実施しており、放射線治療のなかでも無駄な被ばくが少なく、腫瘍に集中できることから注目が集まっています。腫瘍の形を描きながら照射する最新のスキャニング技術を導入し、再発・副作用のリスクが非常に少なく、1ヶ月程度の外来通院での治療が可能です。

伯鳳会グループについて

伯鳳会グループは1962年2月、赤穂市に古城外科を開設したことを機に、以来50年、皆様の健康のお世話をさせていただくために保健・医療・福祉を業務とし、大阪市では大阪暁明館病院、大阪中央病院、大阪陽子線クリニックをはじめとする都市型の施設を中心に展開。

現在グループが展開する地域は、大阪市の他発祥である兵庫県赤穂市や姫路市、明石市、神河町、尼崎市、埼玉県、東京都と1都1府2県の8地区にわたり、 10の病院を拠点とし、診療所や介護老人保健施設、介護老人福祉施設、各種通所施設、身体障害者授産施設、医療専門学校など60を超える事業所を運営しています。

伯鳳会グループ共通の基本理念は「平等医療・平等介護」です。人生100年時代を迎え、当グループの保健・医療・福祉サービスはますます重要となってくることは間違いありません。

私どもの存在が人々の健やかな暮らしに少しでも寄与できることを願って、これからも全従業員一同、日夜努力を重ねていきたいと考えています。

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