農林水産省主催。持続可能な食を考える体験型企画展示「選ぶ、食べる、サステナブル展」がITOCHU SDGs STUDIOで来週10/10㈰まで開催中。先駆けてオンライントークイベントが開催されました。

新型コロナウイルスの影響で外出自粛が続き、およそ一年半が経ちました。おうちで過ごす時間が増えたことで、自炊をする機会も増えたのではないでしょうか。

おうちで過ごす時間が増えたことで自分の体とゆっくりと向き合う機会も増え、健康に気遣う機会も増えていると思います。

私たちの生活は農林水産業、ひいては自然環境からの恩恵を大きく受けています。生命を支える「食」と安心して暮らせる「環境」を未来に継承していくためには気候変動や生物多様性の危機など、自然環境を取り巻く様々な問題から目をそらすことはできません。

しかしながら、私たちが普段何かを買ったり食べたりしている時にそれが自然環境にどんな影響を与えているのか思いをはせる機会はなかなかありません。

見た目だけでなく食と農業、林業、漁業に携わる多くの関係者の地道な努力や環境に良い活動を紹介する農林水産省が取り組んでいる「選ぶ、食べる、サステナブル展」のオンライントークイベントが先月東京都内で行われました。

イベントには料理愛好家の平野レミさんと料理家の和田明日香さんが出席。料理好きなお二人がサステナブルな食材を通して、SDGsについて理解を深めました。

農林水産省では消費者庁や環境省と連携して、9/18㈯~9/28㈫までを「サステナウィーク」とし、その取組の一つとして来週10/10(日)まで、持続可能な食を考える『選ぶ、食べる、サステナブル展』を都内で開催しています。

『選ぶ、食べる、サステナブル展』は農林水産省、環境省、消費者庁が連携し2030年のSDGs達成を目指し立ち上げた「あふの環2030プロジェクト~食と農林水産業のサステナビリティを考える~」の活動のひとつであり、持続可能な生産・消費を広めることを目的としています。

イベントに出席した平野さんは普段の食生活で気をつけていることを問われ、「食品の裏の表示を見るようにしています。一番最初に書いてあるものが最も量が多く含まれているもの。パッと見て、添加物の入っていないもの、これは大丈夫、これはダメだね、と話しています」とコメントしました。

この日は「“見た目重視から持続性重視のおかいもの”を通してSDGsを考える」をテーマに展示の一つを体験。お弁当作りを想像しながらおかずになる食材をそれぞれ「見た目や表示がちがう」二つの選択肢からそれぞれ選んでカゴに入れ、サステナブル度を判定しました。

お二人は艶のあるりんごや鮮やかな卵黄が目を惹く卵など「見た目の良いもの」や「安く買える」食材がずらり並んだ中で、有機JASマークや鶏の国産飼料、りんごの生育過程の太陽の当たり方などに注目。「見た目をおいしそうに見せるために、さまざまな人件費がかかるよね」という課題を挙げ、「見た目が悪くてもおいしいものある」と、料理家ならではの視点で持続可能な食材選びを行いました。

料理家に教わる食材の見分け方がYouTubeで公開中。

トークコーナー

さらに、食育インストラクターの資格を持つ和田さん。トークコーナーでは子どもたちとの食生活についてもコツを伝授してくださりました。

「スーパーに一緒に行くことや食事をするときのコミュニケーションは大事」とし、「例えば大人が思う正解を教えるのではなく、“どうしてこのトマトは他のものと値段が違うんだろうね”など、食材の背景を一緒に考えるようにする」と話し、食育のポイントを挙げました。

また「春には、ほうれん草や小松菜じゃなくて、菜の花のお浸しを出してみる。今は苦くて“ペッ”とされてしまうけど、いつか大人になった時、“春には菜の花を食べたな”とか、“親がおいしそうに食べていたな”とかを覚えていてくれたら、それで良い。旬のものは季節に合わせて処方されるサプリメント。食の旬を感じられるようになってもらえたら」と、子どもたちへの思いを語りました。

料理家の寺井幸也さんも「今は季節に関係なく色々な食材が並んでいて、旬が分かりづらくなっている。スーパーに行くと普段見ない食材や特売で並んでいるものがある。そういうものが旬の食材だったりするので、ぜひ見てみて。」と、旬の食材選びのポイントを伝授してくださりました。

また料理家愛好家・平野レミさん、料理家・和田明日香さん、料理家・寺井幸也さんが出演し、野菜や持続性を意識した食材の見分け方や、購入の方法、家族で実践できる食育アイデアなどについて話し合う動画が農林水産省公式YouTubeサイト「maffchannel」で、公開されています。

https://www.youtube.com/user/maffchannel

野菜嫌いや、魚嫌い、肉嫌いなど、苦手なものを食すことは本当につらいですよね。でも、本当に新鮮でおいしいものを食べることで「嫌いなもの」から「好きなもの」へと変わります。

見た目だけで判断せず、本当に新鮮でおいしいものは何かを教えてくれるので、ぜひ観てみてくださいね。

■出演者プロフィール

平野レミ さん

料理愛好家。“シェフ料理”ではなく“シュフ料理”をモットーに、テレビ、雑誌で数々のアイデア料理を発信。人間ドックで「5年間来なくていいです」と言われた健康体を武器に、講演会やエッセイを通じて、明るく元気なライフスタイルを提案。特産物を使った料理で全国の町おこしにも参加。エプロンやフライパンなどのキッチングッズの開発も行う。著書に『家族の味』『野菜の恩返し』など、50冊以上に及ぶ。 

和田明日香 さん

料理家。平野レミの次男と結婚後、修行を重ね、食育インストラクターの資格を取得。各メディアでのオリジナルレシピ紹介、企業へのレシピ提供など、料理家としての活動のほか、各地での講演会、コラム執筆CM出演など、幅広く活動する。2018年、ベストマザー賞を受賞。著書に『ほったらかしレシピ』、『子どもは相棒 悩まない子育て』『地味ごはん』など。 

寺井幸也 さん

2015年よりケータリング事業「幸也飯」をスタート。”日本の旬”を大切にした家庭料理を展開し、華やかなメニューがSNSで話題を集め2017年にはレシピ本を発売。中目黒にアトリエ兼店舗を構え、2021年7月に渋谷東急フードショー店をオープン。その他レシピ開発やメニュー監修、フードスタイリングやブランドコンサルティング等幅広く活動中。

農林水産省 大臣官房環境バイオマス政策課 国際班係長 阿部修子さんにインタビューしました。現在開催中の『選ぶ、食べる、サステナブル展』のポイントも語って頂きました。

今深刻に問題視されている地球温暖化問題に伴い、日本の農家さんが年々減少傾向にあります。野菜は料理にとって絶対に欠かせないもの。野菜を食べることの楽しさを感じて頂けるような取り組みを絶やさないでほしいのです。今回開催される【選ぶ、食べる、サスでナブル展】では、参加された方にどのような気持ちで楽しんで頂きたいという思いはございますでしょうか?

→日本の農林水産業を取り巻く状況は大規模自然災害や地球温暖化、農業者の高齢化などの課題に直面していますが、こうした地球温暖化などの影響により国内外の様々な産業で環境やSDGsへの関心が高まりつつあります。

一方で、消費側としては環境配慮について関心があっても、「農場から食卓までのサプライチェーンが長いために、様々な取組が見えにくい」といった実態があります。

こうした背景の下、持続可能な生産と消費を促進するため消費者庁、環境省と連携し、昨年6月に「あふの環プロジェクト」を立ち上げました(2021年10月現在、生産者、製造業者、小売業者、自治体など、130社が参加)。

今回開催するサステナウィークでは、食と農林水産業のサステナビリティについて一人でも多くの人に知ってもらうため、あふの環メンバーとともに一斉に情報発信を行っています。

(あふの環メンバーの取組)サステナウィーク2021 各種イベント:農林水産省 (maff.go.jp)

今回の体験型展示イベント「選ぶ、食べる、サステナブル展」では「見た目重視から持続性重視のおかいもの」をテーマにサステナブルなお買い物チェックを体験いただくことができます。

解説パネルのコーナーでは、サステナブルな生産方法や、「おいしそうな見た目」のために農家さんがどんな工夫・苦労をされているかなども含め、様々な視点でお伝えしています。

「食」は誰にとっても身近なもので、野菜は料理にとって絶対に欠かせないものです。美味しいものを安く食べたいと思うのは当たり前のことですが、形や色、価格などの見た目だけでなくそれがどのように作られたのかにも価値があると考えており、今回の展示ではホウレンソウを野菜の例として取りあげていますが、他のクイズも含めて2つの選択肢の違いや自分の食へのこだわりなどの会話をしながら楽しんでいただきたいです。

普段のお買い物や料理についても、背景を想像することでより楽しく、より興味深いものになるのではないかと思います。

未来の自分や子供たちや孫たちが美味しいものを食べ続けるために、「形が少し悪くても、色ムラが少しあったとしても、どっちも美味しいなら、こっちを選ぼう!」と言っていただけるように、生産者や、小売の方とともに、今後も丁寧に情報を伝えてまいります。 

「見た目重視から持続性重視のおかいもの」がテーマ

展示では、「見た目重視から持続性重視のおかいもの」をテーマにサステナブルなお買い物チェックを体験できるイベントなどが実施されています。

選ぶ、食べる、サステナブル展について>
主催:あふの環プロジェクト事務局(農林水産省 協力:消費者庁、環境省)
開催期間:(体験型企画展示)2021年10月10日㈰まで
開館時間:11時~18時
開催場所:ITOCHU SDGs STUDIOにて
住所:東京都港区北青山2-3-1 Itochu Garden B1F
休館日:毎週月曜日
※月曜日が休日の場合、翌営業日が休館となります。

商品・サービスの背景情報・隠された価値”を知り、「見た目重視から持続性重視のおかいもの」を学ぶことができる貴重な展示会です。ぜひチェックしてみてくださいね。

【企業ワークショップ】
「サステナビリティは企業変革のチャンス(仮)」と題して、企業の若手社員を中心に日本企業が解決するべき課題と、企業が仕掛ける持続可能な生産消費の好循環に向けたアクションについてワークショップを行います。
詳細は後日、農林水産省ホームページにてお知らせします。

[あふの環プロジェクト]とは?

「あふの環2030プロジェクト~食と農林水産業のサステナビリティを考える~」は国連の持続可能な開発目標(SDGs)の2030年までの達成を目指し、持続可能な生産・消費を広めるための活動を推進するプロジェクトです(農林水産省、消費者庁、環境省連携)。
「スペンドシフト~サステナブルを日常に、エシカルを当たり前に!~」を合言葉に、生産から消費までのステークホルダーの連携を促進し、今の世代だけでなく次の世代も豊かに暮らせる未来を創ることを目指します。
サステナウィークのほか、勉強会や交流会、サステナアワードなどを実施するとともに、個々のメンバーの取組について国内外への発信等を行っていきます。

詳細は「あふの環プロジェクト」ホームページをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/being_sustainable/sustainable2030.html

あふの環プロジェクトには、128社・団体が参画しています(9月1日現在)。サステナウィーク期間中のあふの環プロジェクトメンバーの取組は、「サステナウィーク2021」ホームページをご覧ください。
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/being_sustainable/sw2021_map.html

[ITOCHU SDGs STUDIO]とは?


◆伊藤忠商事が運営するSDGsを様々な角度から切り取った情報発信・体験の場をつくり、「人と商いと地球」をつなぐカルチャープラットフォーム。
◆SDGsに関わる活動をされている団体等への展示スペース・SNS発信等の撮影スペース無償提供を行っている。(年6回程度の企画展)

場所:伊藤忠商事 東京本社敷地内 Itochu Garden
オフィシャルサイトURL:https://www.itochu.co.jp/ja/corporatebranding/#SDGsstudioArea


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